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私の愛したサブカルチャー #15 〜怪奇大作戦〜

またまた「大作戦」だが、これは円谷プロ制作の特撮TVドラマであり、海外ドラマに非ず。もちろん「スパイ大作戦」の影響であろうことは想像に難くない。

1968年制作の「怪奇大作戦」。1本30分の特撮TVドラマで「ウルトラセブン」の後番組なのだが、ウルトラマンに相当するキャラクターは存在しない。捜査チーム・SRIが怪奇な事件の真相を暴いていくという、一種のミステリーだ。

基本的に「架空の科学技術が怪奇に見える」という事件が多い。即ち「科学的な裏付け」をもって猟奇事件の真犯人に迫るというプロット。時折、超常現象による事件が起こり、少々苦しい「科学的なエクスキューズ」で締める回もあったりするが、そこに制作ポリシー由来の苦心も感じられて面白い。

ちなみにSRIとは​​Science Research Instituteの略。意味は「科捜研」である。ただし、本作は民間組織という建て付け。

スーツ姿のメンバーが、猟奇的な事件の捜査に奔走し、本部で煙草を吹かしまくる絵面は、完全に「子ども向け」の範疇を逸脱していたが、視聴率はかなり良かったというから、いつの時代も子どもは侮れないのである。

名著。徹底取材に裏打ちされたマニアックな内容が素晴らしい。

 

さて、この「怪奇大作戦」にも色々と思い出が。

初めて本作の存在を知ったのは、やはりケイブンシャの「全怪獣怪人大百科」。不気味な登場キャラクターの写真に恐怖を抱いたものだが、印象は一般的な怪獣モノと大差なかった。

時が過ぎ、NHK-BSで再放送があった。残念ながら気付いたのが遅く、数話しか視聴できず。ただし「特撮ドラマにしては地味だな」という感想は記憶にある。

そして、いよいよLD-BOXが発売されるとの報を得て、地元のレコード店にて予約。発売日前日に、喜び勇みつつフラゲを狙ってお店に行くと…ちょっと前にメーカーに回収されたという、あまりにも無体な告知が! 噂では、欠番の第24話「狂鬼人間」が収録されていて、自主回収されたとか何とか。

ようやくソフトを手に入れたのはリマスター版のDVDが発売されてから。それも当時の財布の事情で2巻までしか買えず、全話を視聴できたのは、後年のDVD-BOX購入でようやく…といったところだ(未だBlu-rayも買ってない)。

これが件のDVD-BOX。

 

普通の殺人事件に手間をかけた合成シーンがあったり、火事のシーンに豪華なミニチュア特撮が用いられていたり…何度観ても感心する。

DVD-BOXのオマケ。ピンバッジやサントラCD付属という充実ぶり!

 

そして、頭脳派メンバー・牧史郎を演じる名優・岸田森がすごい。いわゆる「科学オタク」が感情を昂ぶらせつつ真相に迫る様は一級品。実相寺昭雄監督の「京都ロケ編」は、その真骨頂だ。

 

…と書いていて俄然Blu-ray BOXが欲しくなってきた。某通販サイトのお気に入りに入れ、まだ逡巡している。

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