会話を考えるということ

会話について考える時,どうしても話す側の視点で考えがちですが,会話というのは話す人だけでなく聞く人と共に協力しながら行うものです。そのため,どう伝えるかと同じくらい,どう受け取っているかという視点も重要でしょう。

また,曖昧な言い方は日本語の特徴だという意見もたまに見聞きしますが,フランス語でもよく見られますし,英語や中国語などにも程度の差こそあれ見られます。

これはつまり,コミュニケーションにおいて私たちが大事にしている何かが言葉の壁を越えてあるのかもしれません。そう考えると,なんだかロマンを感じませんか?

 

それでは最後に質問です。次の A の発言の真意は何だと思いますか?ちなみにこれは,ナイジェリア人の学者とその友人の実際の会話だそうです(Bariki 2008)。

 

 

あえて答えは書きません。是非,お考えください。