「ヒマラヤ山脈を見に行ったけど見られなかった」、とくにもやまにもネパール探検隊。
ネパールで隊員たちは何を見て、何を思ったのか。探検隊員の感想文をお楽しみください。続いてはこのお方。
【ネパール探検隊・早川隊員(社長)】
進学期を迎え、連休も終わり子供達3人にも日常の生活が始まった。
それぞれの時間の中で、それぞれの人環境で喜び迷い苦しみながら成長している事と思う。(色々あります…)
こちらはこちらで世の中の変革期をを意識して右往左往している。
息子2人と1月に行ったネパールからすでに4ヶ月が経った。
日々の生活の中に
朝になるとけたたましく廻る本棚にあるソーラーマニ車
バッグにぶら下げて、全てがアンバランスなヘタウマな青い頭巾のフエルトの人形
電子ドラムの下に敷かれている身動き取れないタイガーラグ
全ては何の違和感もなく生活の一部として存在して、ことさら家族の話題として取り上げることもなくなった。
そのように浸透してネパールが家族の中で自然になった。
あまり誰も行ったことのない場所にゆくことの経験だけが目的ではなく、体験やモノを通して、理解できなくともコミュニュケーションできるしする身体が獲得できればこれで一つこの旅は成功だと思っている。
子供達にはせまい価値感や世界の視野を持って欲しくない。心からそのように願っての決断の一歩でもあった。(嫁さんの承諾済み!)
青年時代、フィリピン・タイ・ロシアからの女性が街を歩き国の経済の勢いを感じていた。
事情によって雇用を海外に求める出稼ぎの外国人を見て、無意識に文化的にも優位にあるとみていたように思う。
何も知らなかったと思う。
日本という国を選択し、今コンビニで接客してくれる若きネパールやスリランカの学生さん達、遠く祖国を離れて異文化の中での生活。若き旅人の時代を振り返ると不安もあるであろうと思う。
まずはただ挨拶をかわすことが『旅のしおり』初めの一頁。
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次回でネパールレポートは完結します。お楽しみに!