とくにもやまにも事務局です。先日、下松市で開催された小粥事務総長の仏画展。当サイトでこ連載いただいている株式会社桜雲洞 代表にレポートいただきました。
朝から小雨が続いた6月14日 法然上人の命日に営まれる浄土宗の法要の日
仏画師 小粥による仏画展が開催された。
会場となったのは山口県下松市にある大内時代に建立された後、再興され徳山毛利初代藩主の母にちなみ「周慶寺」となって現在も続く大寺院である。
住職と小粥氏との繋がりから生まれた展覧会とのこと。
このお寺では、檀家の為に直接、間接的に関わらず法話として続けてこられた法要の日の役割を仏画を展覧させるという形で展開したもの。
仏画師小粥は言わずと知れた『NIMO2』の主要メンバーであるがこれが本業であろう。
山口県に移住してきて僅かばかりの時間の中で周南市駅前図書館での『小粥展』に続き二回目となる。
前回の公共的場所と変わって本来仏画を展観するのにしっくりくる空間であったように感じた。
今回新作を含み本堂にしつらえられた作品を一点一点説明しながらのスタイルで絵画を鑑賞するというよりやはり“仏画”である場の空気も加味して来会者も真剣に耳を傾けている姿が印象に残った。
住職曰く、「通常の法要より檀家以外の来会が見受けられるのは嬉しい、これをきっかけに文化的な企画も考えてゆきたい」と意欲的なお話しをいただいた。
中世日本では諸国を行脚し信仰を説いて回った『高野聖』や仏教の教え絵を見せながら解説する「絵解き」と呼ばれる芸能と布教が一緒になった歴史がある。
閉塞感のある教室に霊感の強い転校生という方をした“まれびと”の到来に教室のみならず街全体が揺されているかのような形で凝り固まった地域に干天の慈雨をもたらすかのようなイベントとなった。
今後とも『とくにもやまにも』では小粥氏活動に目を光らせておかねば心配…
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