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1.はじめに

皆さんは「郷土玩具」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?郷土玩具に詳しくない人でもダルマや赤べこなど代表的なものは見たことがあると思います。なぜそれが作られ、今日まで受け継がれているのでしょうか?

実家で祖父母と同居しているときガラスケースにこけしやアイヌの木彫りの置物が陳列されていました。その時は「古臭いな」という印象でした。
私が郷土玩具に興味を持ち始めたのは5年くらい前で、何となく古道具っていいなと思い県内の古道具店などに行っていました。初めに出会った郷土玩具は「熊本県人吉のきじ馬」でした。(写真右)


何かわからない動物に車輪のようなものがついていて、奇妙だけど何となく可愛いなと思い購入。家に帰り本棚に置いてみたところ、なんだかカラフルだけど素朴なその姿に何となく癒されました。生活の中に馴染んでくれ、抜け感をもたらしてくれる。お洒落じゃないかもしれないしキラキラしてないけど愛嬌があって可愛い。

郷土玩具は厄除けや子供の成長、商売繁盛や家内安全などその土地の人々の願いや想いが込められています。その土地の風土が結びつき、暮らしが見える、そしてそのほとんどが手作業で作られており作り手の温もりが感じられる。それが郷土玩具の魅力なのかなと思います。

ここでは私のお気に入りの郷土玩具の魅力やそれが作られてきた歴史などについて少しずつ伝えていけたらいいなと思います。そして誰かが手に取り部屋の片隅にでも飾ってもらえるようなことがあれば嬉しいなと思います。

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